架空の街・エウフェミア。“物語や思い出を商う街”。
その旧市街にある路地「銀ねこ通り」に個性豊かな店や施設を描きひとつの街を形成する、これまでになかったコミック&イラスト集。
◆はしゃ …………ホステル「The Bird Perch Hostel」
◆浮雲宇一 ………時計店「パラディソ」
◆ソライモネ ……写真館「JUBILEE」
◆コテリ …………<非>美術館「クジラ」
◆志岐佳衣子 ……スパイス屋「SPICE uu」
◆ヒノヤマビコ …アメリカンダイナー「The Old Moon Diner」
◆幸田和磨 ………ランプ屋「セントエルモ」
◆TAO ……………ランドリー&喫茶店&銭湯「ユーポロンビル」
◆鎌谷悠希 ………盆栽屋「景」
◆マツオヒロミ …ブティック「SOIE ROUGE」
◆Nanai umi ………パン屋「ベーカリー キャドー」
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◆はしゃ
イラストレーター/漫画家。
やわらかな線と優しく穏やかな視点で描かれる作品は構図や配置のデザイン面の評価も高く、自著だけでなく多くの小説の装画にも起用されている。また、アニメーションの制作など多様なジャンルで活躍中。
◆浮雲宇一
イラストレーター。
郷愁と季節感を漂わせた繊細でファンタジックなイラストで見るものを魅了する。
創作の同人イベントで活動しつつ、書籍の装画や広告用イラスト、キャラクターデザイン、ゲーム用イラストなどで幅広く活躍中。
◆ソライモネ
漫画家。
2014年、あびるあびい名義作「それでも恋する迷探偵」でBL作家デビュー。2018年4月、ペンネームをソライモネに変更。「僕らの地球の歩き方」では、緻密に描き込まれた異国描写で作風を確立。全巻連続重版を記録し、注目を集めている。
◆コテリ
大胆で流麗な線と構図、洗練された言葉選びで瀟洒な雰囲気を創り出すイラストレーター。
本作「Veil」は第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門で審査委員会推薦作品に選出。
2023年フランス・パリで開催されたジャパンエキスポでのDaruma賞にて最優秀作画賞と最優秀装丁賞をダブル受賞。世界各国から続々と翻訳版が刊行されている。
◆志岐佳衣子
漫画家。
ハルタ32号(KADOKAWA)掲載の「こころおぼえ」でデビュー。
執筆作は「プリンセスに転生したけどあまりに向いてないのでひきこもります」(サイコミ)、「僕の彼女は僕のことが好きじゃない」(原作・此見えこ)など。
◆ヒノヤマビコ
映像関係のセットデザイナーを務める傍らイラストレーターとしても活動中。
ゲーム内キャラクターデザイン、プロップ&コスチュームデザイン、CGの他、最近はVTuberや三面図等の制作も請け負っている。
仕事柄映画が好きで、特に80~90年代のSFやアメリカンレトロなものに惹かれがち。
◆幸田和磨
コンセプトアーティスト/イラストレーター。
ゲーム、映画、アニメーション用のコンセプトアート、イラストレーション、背景美術などを手掛ける。
『NieR』シリーズ、『ファイヤーエムブレム風花雪月』、『名探偵コナン黒鉄の魚影』、『FF14』などに参加。
本書籍では舞台となるエウフェミアの街のビジュアルと各作家の建物の3Dモデリングも担当。
◆TAO
イラストレーター。
広告ポスターやwebサイトのメインビジュアル、イベントや企画展のメインビジュアルなどを担当。主に女の子と日常的でごちゃごちゃした背景のイラストをデジタルで制作。綿密な描き込みと日常の生活感を感じさせるシーナリーイラスト、キュートなキャラクターや小物、猫が国内外で大人気。
◆鎌谷悠希
漫画家。
月刊Gファンタジー(スクウェア・エニックス)掲載「華屋」でデビュー。
繊細なタッチと、見たものの想像力を刺激するワンダーな描写で、国内外において多くのファンを持つ。
「隠の王」(スクウェア・エニックス)、
「少年ノート」(講談社)、「しまなみ誰そ彼」(小学館)、「ヒラエスは旅路の果て」(講談社)など
◆マツオヒロミ
イラストレーター。
2016年に刊行された初単行本「百貨店ワルツ」が大ヒット。以降、抜群の色彩感覚と練り上げられた構図、ディテールへのこだわりと洒落た感性により描かれる絵が「美麗」と評され人気を集め、数々の美術館やイベントで企画展が開催されている。
2022年刊行の「マガジンロンド」では架空の雑誌「RONDO」の100年を描き、第52回日本漫画家協会賞 萬画部門大賞を受賞した。
◆Nanai umi
暖かみのあるノスタルジックな街並みを可愛らしくラフな筆使いで描くイラストレーター。空間に溶け込むような落ち着いたトーンの配色が得意。
現在は設計会社でグラフィックデザインの仕事をしながら、数々のイベントに出展し画集やグッズを制作している。