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トド撃ち

トド撃ち

河﨑秋子(かわさき・あきこ)

昭和十年、最北の港町・稚内。吉住元太は、波に揺れる小舟の上から巨大なトドを撃ち抜く凄腕の漁師。男たちに称賛される一方、身勝手なふるまいから女たちには疎まれていた。その胸には誰にも言えぬ暗い悔恨が潜んでいて――。直木賞作家・河﨑秋子が挑む、新たな獣文学!

illustration:西川真以子

著者プロフィール●1979年北海道別海町生まれ。2012年「東陬遺事」で北海道新聞文学賞(創作・評論部門)受賞。2014年『颶風の王』で三浦綾子文学賞、同作で2015年度JRA賞馬事文化賞、2019年『肉弾』で第21回大藪春彦賞、2020年『土に贖う』で第39回新田次郎文学賞、2024年『ともぐい』で第170回直木三十五賞を受賞。他の著書に『鳩護』『絞め殺しの樹』『鯨の岬』『介護者D』『清浄島』『愚か者の石』『銀色のステイヤー』『夜明けのハントレス』『隣の畑は青々と』、ノンフィクションに『私の最後の羊が死んだ』『父が牛飼いになった理由』などがある。