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【文芸新刊】勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟。後に幕末という大海に漕ぎ出してゆく三剣士の青春を、鋭く鮮やかに描く。時代青春エンタメの傑作『三舟、奔る!』他、追加!

『三舟、奔る!』
幕末という大海原を目指す、若き剣士たちの熱闘を鮮やかに描く。時代エンタメの傑作! 山岡鉄舟、勝海舟、高橋泥舟 後に「幕末の三舟」と呼ばれる男たち。戊辰戦争から江戸無血開城にかけて、新政府軍との交渉を担うなどし、三人の活躍が江戸の町を戦火から守った 。嘉永5(1852)年、17歳で父を喪った小野鉄太郎(鉄舟)は、五人の弟を連れて父の任地の高山から江戸へと戻った。その道中で鉄太郎は、山岡紀一郎(静山)と勝麟太郎(海舟)と再会する。江戸に戻ると、武士の生活はますます困窮しており、「黒刀組」を名乗る連中が無法を働いていた。鉄太郎らが、黒刀組が何者かを探ると、そこに紀一郎の弟・高橋謙三郎や、乱を起こそうと説く清河八郎の影が……。紀一郎の槍に、吉原の妓・葛城に、鉄太郎はさまざまなものに惹かれ、触れながら武の道を進む!

『枕元の本棚』
「今夜は、なに読む?」 人気芥川賞作家つぶよりの58冊。想像力のツボをじわりと刺激する、“目からウロコ”の読書エッセイ

『散華』
ガイドブックライターの緋美花が、京都の街で出会った男たちと肌を重た、いくつもの夜……。匂い立つ官能が胸をゆさぶる傑作!