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【Webジェイ・ノベル】新連載「風を纏う 縫箔屋丸仙草紙」他、更新!

「ライブハウス探偵」
音楽雑誌「RQ」(ロック・クエスチョン)の駆け出し編集者・音無多摩子は、将来有望な新人バンドを紹介する連載ページを担当することになった。編集長のすすめから新人発掘の聖地と名高い下北沢のライブハウス『レジェンド』へリサーチに赴くも、現れたマスター・五味淵龍仁は一見するとやる気が無さげでフシギな男。うさんくささは満点だったが……。

「風を纏う 縫箔屋丸仙草紙」
旗本の子息で剣の名手だった吉澤一居が、武士の身分を捨て、深川の縫箔屋「丸仙」に弟子入りした。丸仙の娘で、剣術を愛するおちえの心は千々に乱れる。あたらしい時代青春ミステリー、シリーズ第二幕の行方は――

「商い同心事件帖」
物の値段を見張り、店に指導する役目の諸色調掛同心・澤本神人は、亡き妹の忘れ形見である多代を男手ひとつで育てている。江戸の町では、値段の裏にある人情や思惑がからみあい、神人を悩ませる謎と悪事が待ち受ける。算盤が得意な子分の庄太とともに町を見回っていると、今日も大騒動が……。

「リレーエッセイ 私の○○ベスト3」
好きなパン、執筆がはかどる曲、泣きたいときに飲むお酒、気持ちのあがるおやつ…etc.筆者が自身でベスト3のテーマを決め、ランキングを発表。その理由やきっかけ、思い入れなどを、自由につづってもらうコーナーです。

「出雲伝説と木次線」
スサノオノミコトが八岐大蛇を退治したという古代神話に彩られた地、島根県奥出雲地方を縦断するJR木次線。雑誌の取材に訪れた旅行作家が駅に置かれたノートをめくっていると、「リミットは、ノートに聞け」と意味深なメッセージが残されていた。その謎の答えは出雲神話の中に隠されているのか――?

「ふたたび嗤う淑女」
あの悪女が還って来た――!?国会議員の資金集めの隠れ蓑として立ち上げられたNPO法人の事務局長、不穏な社会情勢を背景に信者を集め、その財産を狙う宗教法人の副館長……金に操られる人々が引き合わされる投資アドバイザー・野々宮恭子の正体とは。