J_novel+ 実業之日本社の文芸webマガジン

【Webジェイ・ノベル】新連載「出雲伝説と木次線」他、更新!

「1.8 小町バトル」
与党の小野塚遼子と野党の芹沢小町。ふたりの新人女性国会議員が話題を集めている。曾祖父以来の政治一家に育った遼子に対し、なんと小町は「現役キャバクラ嬢」であった。ともに「少子化問題」を政策課題とするふたりの対決を、政府が掲げた「希望出生率1.8」にちなんで、マスコミは「1.8 小町バトル」と名付けるが……。

「商い同心事件帖」
物の値段を見張り、店に指導する役目の諸色調掛同心・澤本神人は、亡き妹の忘れ形見である多代を男手ひとつで育てている。江戸の町では、値段の裏にある人情や思惑がからみあい、神人を悩ませる謎と悪事が待ち受ける。算盤が得意な子分の庄太とともに町を見回っていると、今日も大騒動が……。

「悪徳探偵Ⅲ」
秋葉原の雑居ビルにある「ブラックフィールド探偵社」。ヤクザ社長・黒田十三のもと、有能な事務員じゅん子さん、巨乳の社長愛人あや子さん、そしてタダ働きさせられている俺・飯倉良一の四人で、一筋縄ではいかない依頼に体当たりしてきた。ある晩、事務所が突然奇襲を受け、俺たちは秋葉原を脱出することに――

「ふたたび嗤う淑女」
あの悪女が還って来た――!?国会議員の資金集めの隠れ蓑として立ち上げられたNPO法人の事務局長、不穏な社会情勢を背景に信者を集め、その財産を狙う宗教法人の副館長……金に操られる人々が引き合わされる投資アドバイザー・野々宮恭子の正体とは。

「スポーツ代理人 善場圭一の事件簿」
金にこだわる姿勢から「ゼニバ」と呼ばれるスポーツ代理人・善場圭一(ぜんば・けいいち)。しかし代理人としての手腕はピカイチだ。契約する選手が出場する試合はすべて自らの目で確認し、有利な条件を勝ち取っていくのだ。そんな彼が、選手をめぐって発生した金銭や女性がらみのトラブル解決に奔走する姿を活写する、異色のスポーツ・ミステリ―シリーズ!

「監禁探偵」
映画化もされた同名人気コミックス『監禁探偵』シリーズの世界を原作者自ら小説化!言葉だからこそ表現可能な、新しい物語が誕生する――人間心理の歪みに迫る驚愕のミステリ!

「リレーエッセイ 私の○○ベスト3」
好きなパン、執筆がはかどる曲、泣きたいときに飲むお酒、気持ちのあがるおやつ…etc.筆者が自身でベスト3のテーマを決め、ランキングを発表。その理由やきっかけ、思い入れなどを、自由につづってもらうコーナーです。

「花嫁をガードせよ!」
女子大生・亜由美と名犬ドン・ファンのスーパーコンビに事件はおまかせ!超ロングラン・ユーモアミステリー

「彼女の恐喝」
都内の女子大に通う彩奈は、奨学金制度を利用し、六本木のクラブで働きながら、大学生活を送る。ある日、クラブの客であり、人材派遣会社社長の国枝を恐喝することを思いつき、脅迫文を送った。計画は成功し、二千万を手に入れた。一方、国枝には人知れない過去があった。罪を抱えるふたりの結末は?

「君がいた夏は」
東京スワローズの応援団に所属するアラサー女子・瞳は母・咲子と二人で居酒屋を営みながら大阪で暮らしている。瞳が幼いころに母と離婚した父・慶太はかつてスワローズの選手だった。観戦のため上京した瞳は、親戚のおじさんや父のかつてのチームメイトから両親の離婚について話を聞く。試合当日、瞳は急に上京してきた母と観戦することになった。スワローズは優勝! そしてその夜、離婚しても長く恋人のようだった父と母の関係は、ついに終わってしまったようだ。

「出雲伝説と木次線」
スサノオノミコトが八岐大蛇を退治したという古代神話に彩られた地、島根県奥出雲地方を縦断するJR木次線。雑誌の取材に訪れた旅行作家が駅に置かれたノートをめくっていると、「リミットは、ノートに聞け」と意味深なメッセージが残されていた。その謎の答えは出雲神話の中に隠されているのか――?

「ライブハウス探偵」
音楽雑誌「RQ」(ロック・クエスチョン)の駆け出し編集者・音無多摩子は、将来有望な新人バンドを紹介する連載ページを担当することになった。編集長のすすめから新人発掘の聖地と名高い下北沢のライブハウス『レジェンド』へリサーチに赴くも、現れたマスター・五味淵龍仁は一見するとやる気が無さげでフシギな男。うさんくささは満点だったが……。

「『腕貫探偵』番外編 ユリエのお見合い顛末記」
正体不明の公務員探偵“腕貫さん”の推理が光る大人気「腕貫探偵シリーズ」。今回の主役は“腕貫さん”を「だーりん」と呼び慕う美貌の女子大生・ユリエ。彼女になんとお見合い話が勃発! しかしお見合い相手には何やら事情がありそうで……?