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紫の女

紫の女

花房観音(はなぶさ・かんのん)

画/松浦シオリ

なぜ“誰かの女”に欲情するのだろう?

「源氏物語」をモチーフに、禁断の関係におちてゆく男女の情愛の行方を艶やかな筆致で描く、粒ぞろいの官能短編集。若い部下に妻を寝取られたことを知った夫は、部下にある命令をし(「若菜」)、客を誘惑したタクシーの女性運転手には、秘められた過去が(「夕顔」)……性愛小説の女王が古典に新たな命を吹き込んだ、7つの欲望の物語。
※最終話「光る君」のみ、ためしよみできます。

販売ページはこちらへ 12月6日発売予定


著者プロフィール●兵庫県生まれ。京都女子大学中退後、映画会社、旅行会社などを経てバスガイドを務めるかたわら小説を執筆。2010年、第一回団鬼六賞大賞を『花祀り』で受賞。著書に『女の庭』『楽園』『指人形』『色仏』『鬼の家』『くちびる遊び』『うかれ女島』『おんなの日本史修学旅行』ほか多数。当社刊行の著書に『萌えいづる』『寂花の雫』『好色入道』『半乳捕物帖』。

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