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連載時代小説 奇のくに風土記

連載時代小説 奇のくに風土記

木内 昇(きうち・のぼり)

画・水野朋子

紀州藩士の息子・十兵衛は、幼いころからうまく人と言葉を交わすことができず、いつもひとりで過ごしていた。塾で本草学を学ぶうち、いつしか師の小原桃洞のように草木に親しみながら一生を送りたいと願うようになった。ある日、その思いが嵩じて、ひとりお山を目指すこととしたが、そこでは思いもよらぬ出会いが待っていた……。


著者プロフィール●1967年生まれ。東京都出身。出版社勤務を経て、2004年、『新選組 幕末の青嵐』で小説家デビュー。2009年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。2011年、『漂砂のうたう』で直木賞を受賞。2014年、『櫛挽道守』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、親鸞賞を受賞。『茗荷谷の猫』『笑い三年、泣き三月。』『ある男』『よこまち余話』『光炎の人(上・下)』『球道恋々』『化物蝋燭』『万波を翔る』『火影に咲く』『占』など著書多数。

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