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秘めゆり

秘めゆり

花房観音(はなぶさ・かんのん)

画/松浦シオリ

ずっと欲しかった――男と女、女と女が秘める恋

京都の手作り市で知り合った美しい女性から誘われ、深い関係を結ぶ妻。女性同士の恋にのめりこむが、彼女とは意外な繋がりが(「秘めゆり」)。15年間一途に既婚男性とつきあってきた私。とうとう別れを切り出す日がやってきて――(「雪の跡」)。万葉集から岡本かの子まで、恋の和歌を題材にとった、抒情とエロスに満ちた、性愛短編集。

※最終話「くれなゐの桃」のみ、ためしよみできます

販売ページはこちらへ 6月5日発売予定
 


著者プロフィール●兵庫県生まれ。京都女子大学中退後、映画会社、旅行会社などを経てバスガイドを務めるかたわら小説を執筆。2010年、第一回団鬼六賞大賞を『花祀り』で受賞。著書に『女の庭』『楽園』『指人形』『色仏』『鬼の家』『くちびる遊び』『うかれ女島』『ゆびさきたどり』ほか多数。当社刊行の著書に『萌えいづる』『寂花の雫』『好色入道』『半乳捕物帖』『紫の女』。

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